生産性の向上:もっと効率的に仕事をするための10の実証済み戦略

 今回の動画ではふるさと納税についての誤解を暴くものになっています。ポイントを先に挙げますと:

ふるさと納税は節税ではない。

損する返礼品と得する返礼品の見極め方は、返礼品で所得税増税リスクが高まる。

私は今年の年末に初めてふるさと納税にチャレンジしてみようと思っていました。キッシーはふるさと納税をなぜやろうと思ったのか?



だって、節税にもなって返礼品ももらえてダブルでお得じゃないですか。実際にテレビや雑誌そしてYouTubeでもふるさと納税は得するからやったほうがいいよ的なことがたくさん出ていますし。やらなきゃ損的な発想なんだよね。ふるさと納税をすればものが送られてきて税金も安くなるので得しかないような気がするんですが。


実はそうした得するイメージばっかりが先行して誤解が蔓延してるんですよ。誤解?ということはふるさと納税は節税にもならないし返礼品をもらっても得じゃないってことなんですか?


まずはじめに住民税の仕組みから説明しますね。住民税は1月から12月末までの所得、これを課税所得って言うんですが、この所得に対してザック10%の住民税がかかるんですよ。つまり、住民税を計算するにはまずは所得税が決定してないと計算ができないです。なので住民税の情報は遅れて届くんです。そして住民票がある自治体が所得税の情報をもとに住民税を計算して翌年の5月中頃に納付書を送ってくるっていう流れなんです。


フリーランスの方は年4回納付書が届いて自主的に納付をして、サラリーマンであれば今働いてらっしゃる会社の給料から、毎月天引きされるんですよね。


例えば、キッシーの令和2年の課税所得が仮に1000万円だったとします。すると、翌年に支払う住民税は100万円っていうことになります。キッシーが東京の中央区に住んでいるとすれば、中央区役所から令和3年の5月中旬ぐらいに100万円の納付書が送られてきます。そしてそれを納付するんですが、ふるさと納税をしなければ、まるまる中央区に100万円を納税するっていうのはわかりますよね。そんな所得はないのであくまでも仮の話ということで、つまり住民票のある市区町村に全額住民税を納税するということが分かりました。


ふるさと納税っていうのは、この100万円を中央区すべてに納税するのではなくて、その一部を他の市区町村、例えば宮城県の多賀城市や長野県の小川村といった所に振り分けて納税をするんですよ。仮に、多賀城市に5万円、小川村に15万円のふるさと納税をしたとしたら、中央区の住民税はいくらになりますか?5万円と15万円ふるさと納税したわけですから、中央区には差し引き80万円でOKということでしょうか?そのとおりです。ここでそれぞれ住民税を支払う時期が違うことに気づかないと、ふるさと納税は原則その年の12月31日までに行わないとダメで、ふるさと納税以外の住民税は翌年の5月以降なんです。この納税の時期が別々なのが得した気持ちにさせるポイントなんです。


中央区に住民税を支払うときに本来は100万円払うべき住民税が80万円になっていれば確かに20万円得した気分になりますよね。ただすでに20万円はふるさと納税をしているので総額で考えれば100万円というのは変わらないということですよね。その通りなんです。ふるさと納税をしようとし なかろうと住民税は100万円だという事実は変わらないんですよ。単に市区町村で振り分けただけなので、ふるさと納税をしたからといって節税になるということではないんです。

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